산책(Stroll)

散歩

Written by キム・ドンリュル

まばゆくきらきらしている

さわやかな香りがいっぱいの

ある春の日 川沿いを歩いている時

その日にかぎっては聴く音楽も

僕の心のように流れてきて

暖かい風にふわっと心が浮かんでいく時

気づかないうちに両目が少しずつ濡れていったね

誰かが見てるかと しばし足を止めたね

美しいものであるほど

それだけ悲しいのだと

どうやってあの時 僕たちは

美しさの終りを咲かせたのだろうか

泣いてもいいのだろうか

こんなにまばゆい日に

呼んでもいいものだろうか

大事にしまっていたその名前

さくさくと砕けていく

黄色い彩りの落葉いっぱいの

ある秋 公園を歩いている時

その日にかぎっては聴く音楽も

僕の心のように流れてきて

肌寒い風が頭をくすぐる時

気づかないうちに両目が少しずつ濡れていったね

誰かが見てるかと しばし足を止めたね

泣いてもいいのだろうか

こんなに陽ざしの良い日に

呼んでもいいものだろうか

どうにか忘れていたその名前

僕はどれくらい歩いただろう

どこへ向かって歩いているのだろう

僕を待っているだろうか

ひたすらぐるぐる廻っているだろうか

一緒に歩こうと言ったじゃないか

並んで歩こうと言ったじゃないか

こんなにも天気が良いのに

相変わらず僕は一人で歩いている


10/28 yulmonologueより

「昨日私の新しい新曲 ‘산책’ 音源が発売されました。 ‘옛 얘기지만’ 以後,11ヵ月ぶりなので長いことお待たせいたしました。みんな聴いてみたでしょうか?

誰かを愛するようになる時,出会ってすぐ恋に落ちる場合もありますが,長く知って過ごすうち ある瞬間にふっと心を奪われて始まる恋もありますよね。個人的にこの曲は後者に近い歌ではないかと思っています。初めは少し退屈かなと思っても,聴くほど心に深く響いてくる,長く長く飽きずに聴くことのできる,皆様にとってもそんな歌になれたらうれしく思います。ある陽射しの良い日,一人散歩をしながらプレイリストの中の数千曲の音楽を無心に聴くうちに,ふとすっかり忘れていたこの曲が流れてきた時,その5分の時間を美しく刻印させてくれる,それゆえに季節が変わるたびに一度ずつまた取り出して聴いて,また取り出して聴く,そんな曲です。

本当に長い期間 共に作業してくれたスミン,そしてクレジットにはいないけど作業の間ずっとCo-producerの役割をしてくれていたソンジェ,いつも良いサウンドの為に最善を尽くしてくださるエンジニアのオ・ソングン,チョン・フンさん,ありがとうございます。僕たちが神経を使って悩んでいた,もしかすると塵のように小さなディテール一つ一つが集まって,何かわからない “異なり” を作り上げたと考えています。みんなお疲れさまでした。

特に今回 ‘산책’ はミュージックビデオが大変美しいです。一年余りの間,ソウルの美しい四季を丹精を込めて,歌詞の視覚化を実現してくださったキム・ソンヒョク監督ならびにスタッフの皆様,本当にお疲れ様でした。

そして,忙しいスケジュールにもかかわらず出演オファーを快く引き受けてくださったキム・ムヨルさん,イ・ヨンアさん,ありがとうございます。撮影現場へ遊びに行った時,ムヨルさんの演技する姿を見ながら,あ,俳優は後ろ姿だけでも演技をすることができるんだと,感服していました。特にムヨルさん,あなたはお天気の妖精でしょうか。ムヨルさんが決めてくださった撮影日のたびに,お天気が嘘のように素晴らしくて,こんなに天気運の良かった恵まれた撮影は初めてだと,みんな感心していたとのことです。雪がしんしんと降る日になれば,素敵な冬シーンの撮影の為にためらわず撮影現場へ駆けつけてくださったヨンアさんにも重ねて感謝申し上げます。

散歩するのに良い季節です。

皆様の散歩道で静かに 心に望まれる曲になることを願っています。

お聴きくださりありがとうございます!」


編曲:チョン・スミン,キム・ドンリュル

弦楽編曲:キム・ドンリュル

Release:27 Oct. 2024

error: Content is protected !!