時間にかける期待
作詞:キム・ドンリュル
作曲/編曲:ナ・ウォンジュ
時間が流れれば忘れていくという
よく吐き捨てられる慰めに僕は寄りかかっている
歳月が流れれば平気になるという
決して信じることのできなかった事を今や望んでいる
一日一日 たった今が僕にはあまりに遅すぎる
少し早くその場所に僕を連れて行け
行けよ 行けよ 二度と振り向くなよ
ずっと遠く 戻って来ることのないように
♪
時間が流れれば恋も去るという
誰しも分かりきっている言葉で僕は耐えている
一日一日 たった今が僕にはあまりに遅すぎる
少し早くその場所に僕を連れて行け
毎日毎日 少しずつ僕を消してしまえよ
もう二度と思い返すことのないように
memo:
アルバム『동행』などでピアニストとして参加されているナ・ウォンジュさんです。
シンガーソングライターとしては弦楽のよく合う抒情的な曲が多い印象があります。ドンリュルさんは彼のファンだそうで,「隠れファンがたくさんいると思う」と話していましたが,私もそんな隠れファンの一人です(笑)。
ドンリュルさん本人の歌では「라」という命令形はあまり使われていないかと思うのですが,この歌ではたびたび使われており印象深いですね。
この「라」は命令形ではあるのですが,以前韓国の方から「言い方によっては(語尾)어/아より優しい感じがある」と聞いたことがあり,
この歌を聴くと,その言葉の意味をしみじみと感じるような気がします……。
収録:ナ・ウォンジュ2集 “Movie Works” (2005年)