郷愁
作詞:ソ・ドンウク
作曲:キム・ドンリュル
僕が本当に小さかった頃だけど
うちの近所に,前に言ったよな
そこに畑があったって
それが今でもそのままだったら
どんなにいいだろうって思う
あの土の匂いってあるだろ
そこに何だかわからない温かみがあるんだ
僕が生きてきた小さな世界は
幼い頃の夢がいっぱいの
なだらかな丘だったよ
とても静かな
たまに聞こえた仲間達の声に
ゴムボールひとつ持って
星が浮かぶのも気づかずにいた場所に
過ぎし日の夢が
♪
ふと振り返った僕の姿は
いつの間にか子供ではない
ひとりの大人になっていくんだ
別の世界へ
僕は何も考えず来たよ
初めて見る場所に
みんな分かっている
何もかも変わってしまった
小さな世界の中にいるんだ
もう戻ることはできない
あの頃のなだらかな丘へは
僕が幼い頃に駆け回っていた丘
そう,広い野原と小さな山々
そのふもとには畑があった
今ではゴルフ場になってしまったけど
夜のあいだ自分の部屋で座っていると
僕は何か息詰まるような考えから眠れなくて
遥かに広がっている暗い空間
たくさんの明かり
ひんやりした風が僕の部屋と
そして僕自身までも
新しく,とても清潔にしてくれる感じがするけど
すぐにソウルの空の埃っぽいにおいが
暗い夜空を眺めている僕に
何だかわからない口惜しさが残る
収録:展覧会1集 “EXHIBITION”